おしっこ考現学 No.2

前回のおしっこ考現学No.1に、面白いコメントを頂きましたので紹介します。

オシッコは健康の為にトイレで出しっ放しにするんじゃ無くて、自らごくごく飲むもんやでェ。飲尿健康法"って聞いた事ないでっか? 信ずる者は救われるってや・・・”

 

ここで少し寄り道をしてWikipediaで調べて見ました。以下のような説明が有りました。
薬理学
血栓を溶かす効果がある酵素ウロキナーゼや造血ホルモンエリスロポエチンが尿に含まれていたことから研究が進み、医療の発展につながっている。しかし、これらが尿中に含まれる割合は極めて微量であり、継続的な飲尿による科学的な効果は解明されていない。

サバイバル
動物が生存するためにはの存在が欠かせないが、水のない場所(山中や砂漠など)での遭難時には唯一の水分になる。一方で、尿には塩分が含まれているため、脱水が速く進む可能性がある。
健康法/代替医療
飲尿による健康法については尿療法も参照のこと。尿にはナトリウムカリウムマグネシウムなどのミネラルが微量ながら含まれており、健康法として過去に日本でも取り上げられたことがある。日本では一般的に尿は不衛生なものであるとの認識があるが、健康な人の膀胱内では尿は無菌状態である。
インド
中国タイ王国などでは健康や美容のために、一部のグループでは飲尿を一般的なものとして行っている。
また、ルネッサンス期には、を漂白するものとして尿が使われていたこともある。尿による歯の漂白という行為自体は、ローマ時代から存在する。
儀式
シベリアコリャーク人 (en:Koryaks) は、彼らの呪術の儀式中にベニテングタケとともに尿を摂取する。一部のヒンドゥー教徒は、儀式用の神酒の成分としての尿を使う。
その他
性風俗の世界では、飲尿はポピュラーな特殊プレイのひとつであり、愛好者にとっては相手自身を全面的に受け入れ、相手のすべてをあらゆる感覚(味覚、嗅覚、視覚、触覚、聴覚)で感じられる行為である。小説家の谷崎潤一郎も、自作の小説『痴人の愛』にて飲尿プレイに傾倒する主人公を描いている。しかし、排泄物を口に入れることに抵抗感を示す人も多い。

  • ムツゴロウは牛の尿を「美味しそうですねー!」と言いながら飲んだことがある。

尿療法についても調べて見ました。Wikipediaの記載は以下の通りです。いやいや結構、奥が深いものです。驚きました。

尿療法 (にょうりょうほう) は、尿を用いて病気を治したり健康を増進したりしようとする民間療法のひとつ。とりわけ、飲尿療法ないし自尿療法といった、「自分の尿を飲む」ものを言うことが多い。

尿は排泄直後から雑菌の繁殖が始まるため、尿療法では、排泄したばかりの尿をその場で飲むこととしている。飲む尿は原則として自分が排泄したものに限り、量は個人の体調とやる気によるが、朝一番の尿をコップ1杯分摂取するのが標準である。飲むのに抵抗がある場合には、水やお茶などで薄めると飲みやすくてよいという。

日本では1990(平成2年)、『奇跡が起きる尿療法』(中尾良一著)の出版によって広く知られるようになった。

(解説)
尿は体内からの排泄物であるが、摂取した食物の残渣や腸内細菌などの塊である糞便と異なり、血液から作られた余剰物であり、体外に排泄されるまでは基本的に無菌のものである。成分的には水(98%)のほか尿素アンモニア、その他電解質といった血清と同じもので構成される。

健康治療への寄与について、体験談の類はあるものの、科学的医学的根拠はない。効能を与える可能性としては、尿素説、抗体説、ホルモン説、喉センサー説、プラセボ(心理的効果)説などが提唱されている。

次回からは、元に戻り頻尿について調べて見たいと思います。